AIR FLO Delta X-Purpose Shooting Head 発売!!

2020.02.28

dxhead_2020

Delta X-Purpose Shooting Head(デルタ・エックス・パーパス・シューティングヘッド)(以下D/X ヘッドと呼称)が発売となります。Delta Shooting Head(デル・シュー)の後継として、主にスイッチロッドやダブルハンドロッド向け、止水域でのオーバーヘッドキャストを意識したシューティングヘッドです。日本特注商品です。

 

商品の詳しい情報はこちらからどうぞ

http://www.maverick.jp/products/delta-x-purpose-shooting-head/

 

 

CASTING TIP Feb 25

2020.02.27

Port_Higashi

 

CASTING TIP Feb 25

 

こんにちは皆様、お久しぶりです。去年の秋から冬はスケージュルを詰めすぎて、ペースが狂ってしまいましたが、今年はオレ・サステナブルなリズムで活動したいと思っています。ちょっと翻訳の仕事が多くてキーボード恐怖症になっていたのも、間が空いた理由の1つです……。

さて、オフシーズンにいろんなインストラクター、フライフィッシャーの方たちと会っていると、たまに「奥が深いと思うキャスト」の話になります。最近は各種スペイキャストと言われる方も多いですし、私もそれは深く同意、実感します。ロールキャストを挙げられるかたもいますし、これも同意(→普通のフォルスキャストと比べていろんな変更をしないといけないから)。もう1つよく話題に上るのが、ピックアップ&レイダウンですね。私も深く関わっている FFI=フライフィッシャーズ・インターナショナルのインストラクター試験で、最初に行って頂くキャストに指定されています。初心者に教えるキャストですが、経験の長い人でも完璧にできているケースは少ないと思います。

 

ピックアップ&レイダウン (PULDとも呼ばれます)は、その名が示しているように、水面に落ちたラインをバックキャストして、フォワードに打ち返して落とす、それだけ。だからごまかしが利かないんです。空中に何度かラインを往復させるフォルスキャストのスバラシサは、その間に向きを変えたりラインを伸ばしたり、ループの形を整えていったりできますが、PULDはできない。キャスターの技量を知るための物差しになるキャストですし、逆に言えばこれがきちんとできれば、フライキャスティングでもっとも大事なことの1つ「調整能力」が備わっている証明にもなります。

PULDで大事なこと。「水に落ちたラインの向きは、キャストに向いていない」という理解です。最後のフォワードキャストは、水面の上1メートルくらいを狙うでしょうから、その前に来るバックキャストは、フォワードの真反対に来ていなくてはいけない。その向きのバックキャストをキレイに決めるためには、どうすれば良いのか、っていうことです。手描きイラスト見てください。

 

IMG_6571

 

水に落ちたラインは、バックキャストがよい形になるよう、向きを変えてあげないといけません。幸いなことに、水は抵抗が大きく、ゆっくりロッドを立ててきてもあまりこちらに滑って来ませんから(氷とかフローリングの上は、ほんとうにキャストしにくい)、先端部の引っかかりを利用してラインの大部分を水から持ち上げ、バックキャストの延長線上に重なった時に、普通のフォルスキャストを始めるのです。ではムービーを見てみてください。去年、台湾で試験を行ったときに撮影した、芝でのPULDです。ロッドが11時位置に来るまでは、ほぼ等速でゆっくりとラインの形を直しながら水(芝)から持ち上げ、それから加速を始めているのが分かります。

 

 

 

ではまとめとして、簡単な目安を3つ挙げておきましょう。

ヒトツ……ピックアップのときに水面でジャバッという音がしたら、加速開始のタイミングが早すぎ。

フタツ……バックキャストのループが広すぎるようであれば、すこし手全体の押し引きを入れてみる。具体的には、腕をけっこう伸ばした状態からピックアップ動作をスタートする。

ミッツ……バックキャストの上側がどうしても直線にならない場合は、リストを開けるタイミングを遅らせてみる。

 

がんばってみてください! バッチリできると格好いいですよ!

 

東 知憲

Simms プロダクトページ 2020 Springシーズンへ更新しました!!

2020.02.06

Simms_logo

 

SIMMS商品ページを2020 Springシーズンへ更新しました。

 

今シーズンは、G4 YEAR!という事で、G4関連のギアが最新のテクノロジーとデザインでリニューアルとなっております。

 

また防水系パックやバッグ類の新製品も充実。それぞれのニーズに合った魅力の商品がラインナップされております。

 

★2020 G4 プロモーションビデオ

https://youtu.be/GTJxfZGZrHY

 

ヘンリーズフォーク2019(その2)

2020.01.15

A Trout Hunter[5]

 

 

 by レネ・ハロップ

 

他の川と同じく、ヘンリーズフォークも変わり続けます。豊かなハッチとライズするマスで有名な釣り場ですが、各種ドレイクを中心とする有名ハッチは釣り人を集めます。#12(ときにそれ以上)サイズを持つこれらのフライは6月から7月上旬を中心に羽化。今年の夏は、冬の間の豊かな水量と水生昆虫の量を反映し、14インチから16インチまでの魚がほんとうにたくさんライズしました。それらの若い健康な魚たちは、ここ数年でまた成長し、すばらしい楽しみを提供してくれるでしょう。ヘンリーズフォークの黄金時代が戻ってきたことを、誰もが喜んでいます。

 

Baetis RainbowSM

 

 

7月中旬以降、羽化する種類はどんどん小型になってゆきます。カディス、さらにはフライングアントやビートルに関してもいえることです。まだ夏の間は#14を使えるチャンスもあり、視認性とフックのホールディングという両面に関してありがたいことです。しかし秋風が吹いて水位がだんだん下がり、フライを見慣れた魚が出始めると、キャスティングや釣りの面で高いスキルが必要になってくるでしょう。さらに、水は透明になり、藻は茂ってドリフトをさらに困難にします。しかし、なんといってもシーズン後半にアングラーが少なくなるのは、フライサイズの小型化の影響です。

 

Harriman Ranchのコピー

 

 

10月に入ると、夏の混み具合はうそのようになりました。まったく人がいないわけではないのですが、岸に立っているのは数少ない手練れだけ。そのような人たちは、ちょっと天気が悪いくらいではホテルに帰ったりしないし、風にキャストの精度を落とされることもありません。世界各地から集まる、ベスト・オブ・ザ・ベストといえるでしょう。

スモールフライの世界に遊ぶには、視認性の低い(あるいはまったく見えることが期待できない)フライを受け入れることです。掛かったマスを手にすることができる確率も概して下がるのですが、正しいテクニックとタックルを選べば、#20以下のフックでも分が悪くなることはありません。

 

Rise To A Baetis Hatch

 

 

秋から冬にかけての釣りでもっとも大事なのは何よりも、キャスティングポジションの取り方です。視認性の問題は、マスに気配を察知されず、かつショートキャストで勝負できるような正しいポジション取りによって、だいたいは解決できるもの。ダウンストリームにキャストすることをもくろむと、キャストの距離は伸び、小さなフライは見えなくなります。ダイレクトなアップストリーム・キャストを含め、キャストは上流側に計画するべきでしょう。流れが複雑にヨレている場合でも、ショートキャストならナチュラルに流れる可能性は増すのです。ちょっとしたドラッグも嫌い、狭いレーンに固執するようになった賢いマスが相手なら、なおさらのこと。この時期、ハッチは時として濃密になり、フライは何十もの本物にまぎれてさらに見づらくなるので、ロングキャストは当てずっぽうの釣りにしかなりません。

 

(「その3」に続きます) 

 

 

SCOTT GS803/4 Japan Special 発売!!

2020.01.10

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★SCOTT G803/4 Japan Special 完成!!

 

1975年、スコット創業者ハリー・ウイルソン氏が、多くのフライフィッシャーを驚かす画期的なグラファイト・ロッド、G904を発表しました。その後GシリーズはG2シリーズに進化し、そして現在は新たなGシリーズとして、世界中のスコットファンに愛用されています。

 

ジャパンスペシャルは、ハリーからロッドデザイン哲学を継承している、ジム・バーチ氏によって、初代G803/3JSが製作されました。その後2代目となるG2モデルからは、4ピースに変更されて、今でも多くの日本の皆様にご愛用頂いています。

 

3代目Gシリーズ、コードネームGSの開発当初から、ジム・バーチはジャパンスペシャルの開発も視野に入れていましたが、日本の渓魚ヤマメやアマゴ、岩魚達を直接釣ることが、アメリカではできず、7本目のプロトタイプの完成と共に来日し、完成にこぎ着けました。伝統のGシリーズのジャパンスペシャルのアクションを更に進化させ、アキュラシー性能、小刻みな引きに対応するしなやかさ、そして少ないフォルスキャストでドライフライを乾かすアクションなど、完成度の高い仕上がりになっています。

 

GS 803/4 JS    8フィート/#3 4ピース、グリップエンドから約30センチのところに「尺」メジャーが書かれています。小売価格 ¥98,000(本体価格)

 

gs803js_01

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SCOTT SECTORシリーズ & ジャパンスペシャル JS180/5発売!!

2019.10.08

sector_fourpiece

 

SCOTT SECTOR(セクター)シリーズ

メリディアンの後継機種となるソルトウォーター・シリーズ、セクターが発表されました。デザイナー、ジム・バーチ氏が新素材、新パーツなど様々な要素を取り入れて、速射性能、パワー、そしてバランスなど、素晴らしいロッドであったメリディアンを大きく超えるロッド群を完成させました。

キーとなる新素材ですが「カーボンウェブ」と呼ばれるランダムな方向にカーボン繊維を走らせているシートです。これは、一般的なカーボンシートの弱い部分を克服する構造にできます。ストリッピングガイドには、REC社が特許を取得した「セリコイル・ガイド」を採用しています。ニッケルチタン素材の形状記憶合金ですが、今までは不可能とされていた、ジルコニアのリングをインサートする事に成功したものです。リールシートも、メリディアン用のものを手直しし、タイプⅢのミルスペックアルマイト加工を施されています

 

Model スペック
S8107 8′ 10″ 7wt 2pc
S8108 8′ 10″ 8wt 2pc
S8109 8′ 10″ 9wt 2pc
S81010 8′ 10″ 10wt 2pc
S81011 8′ 10″ 11wt 2pc
S81012 8′ 10″ 12wt 2pc
S8464 8’4″6wt 4pc
S8484 8’4″8wt 4pc
S84104 8’4″10wt 4pc
S84133 8′ 4″ 13wt 3pc
S84153 8’4″15wt 3pc
S9064 9’0″ 6wt 4pc
S9074 9’0″ 7wt 4pc
S9084 9’0″ 8wt 4pc
S9094 9’0″ 9wt 4pc
S90104 9’0″ 10wt 4pc
S90114 9’0″ 11wt 4pc
S90124 9’0″ 12wt 4pc

 

小売価格は¥115,000(本体価格)、入荷は11月から順次の予定です。

 

 

 

kamui_2

 

SCOTTジャパンスペシャルJS180/5 KAMUI発売

SCOTT社のプロスタッフでもある、北海道の千葉 貴彦氏の監修による、日本むけスペシャルロッド。18フィートと、ある意味極め付けの長さのこのロッドは、大河でイトウを狙うことをメインにデザインされましたが、ショアからのソルトウォーターや、止水域での釣りで、大きなフライをより遠くへプレゼンテーションが必要なシチュエーションで活躍しそうです。18フィートながら一日中キャスティングが苦にならない重量とバランス、また魚を掛けてからのスムーズなベンディングカーブは、まさにSCOTTというロッドに仕上がっています。ロッドのサブネームは「カムイ」。日本、しいては北の大地にふさわしい名をつけさせていただきました。

 

ロッドは18フィート ダブルハンド 5ピース。その性質上、ライン番手の表示はしないこととなりました。

ラインは、スペイ/スカジット・キャストで使う場合、ヘッドのトータルが1,000グレイン前後。オーバーヘッドキャストで使用の場合、ヘッドのトータル620グレイン前後が目安となります。

 

小売価格は¥194,000(本体価格)、入荷は10月から順次の予定です。この商品は限定生産で、なくなり次第終了となります。

 

SIMMS プロダクトページを2019 FALLシーズンへ更新しました

2019.10.08

Simms_logo

 

SIMMS 商品ページを2019 FALLバージョンへ更新しました。

 

ヘンリーズフォーク2019(その1)

2019.09.11

A Trout Hunter[5]

 

 

 by レネ・ハロップ

 

 

米国西部を流れる川の例に漏れず、ヘンリーズフォークも21世紀に入って厳しい状況を経験してきました。世紀の変わり目にここを釣った人は、安定したハッチと大きなマスの記憶をお持ちでしょう。これは、その前の数年間にたっぷりと雪が降り、川に水がたっぷりと流れた結果です。1998年から2003年は、ビジターのほぼすべての人に、質の高い釣りが提供されたと思う。しかし、それから長い凋落の時代が始まりました。

 

降水量が減ると、川の生産性もそれに連動します。釣れなくなったヘンリーズフォークは、アングラーを誘うこともできなくなりました。天候パターンにようやく好転の兆しが見え始めたのは2017年。10年間を超える低調の時代は、終わったかのように思えます。とくに2018年から2019年の冬はすばらしいものでした。ダムは、冬の間に降った雪が溶けた水をたっぷりとたたえ始め、冬の間にたっぷりと水が流れたことで、マスの生息数があきらかにリバウンドしてきました。

 

01Lower Henry's Fork  

 

今年の5月に実施された学術調査により、アイランドパーク・ダムからラストチャンスまでの区間において、1マイルあたりのマスの生息数は5000尾以上であることがあきらかになりました。驚くべきことに、前年と比較して2000尾も上積みされたのです。この朗報とともに、ヘンリーズフォークの今年の釣りが始まりました。

 

02Brown of The Lower Fork--Zach Wheeler

 

しかし、シーズン初頭は天候も不順で、川がほんとうのポテンシャルを見せ始めたのは5月も末になってから。例年にない寒さと雨が続き、各種昆虫のハッチも通常より数週間遅れてしまいました。マスのライズが見られないので、フライフィッシャーたちは「いったいどうなっているのか、あの調査結果は間違いだったのではないか」と小声で話し合ったものですが、ようやく5月末、#16のマーチブラウンが、ずっと小さなベイティスに混じって出始め、マスも上ずりはじめました。私たちが待ち望んでいた質の釣りが、ようやく手の届くところにやってきました。普通は5月中旬に出始める超大型ストーンフライであるサーモンフライも、結局3週間ほど遅れましたが、待った甲斐があったものでした。下流部から始まったこのハッチは、巨大ブラウンとレインボーを熱狂させ、1週間以上も継続。そしてそれは6月15日、ハリマンランチのオープンの日にさえ、上流部でビッグ・ドライフライのチャンスを提供してくれたのです。

 

03Last Chance Sunset

 

(「その2」に続きます) 

 

 

ウイードとの戦い

2019.07.14

A Trout Hunter[5]

 

春から夏へのスプリングクリーク戦略 (その2)

 

 by レネ・ハロップ

 

 

藻の動きが水表の流れの複雑さを倍増させているなら、ティペットは私が標準と考える90センチからさらに伸ばさなければならないでしょう。正確度はずっと落ちてしまいますが、着水した瞬間からフライが水面を走り回らないようにするためには、最長150センチのティペットを使ってスラックを入れるしか手がない場合も確かにあるのです。しかし普通のシチュエーションにおいては、バウンスキャストないしチェックキャストというオーバーパワー・タイプの技術を使い、短めのリーダーを跳ね返して作るスラックでじゅうぶんなドリフトができるでしょう。

 

Drifting Weed(Light)

 

水底から生えた藻が生み出す問題に加え、切れ藻も時にフライフィッシャーを悩ませます。シーズンの後半、藻が伸びきってしまった時期の午後には、水面に出た部分がちぎれて流れ始めることがあります。マスはこの切れ藻をいやがったりしないようですが、フライフィッシャーにとってはちょっとした悪夢。キャストごとにフックに藻のかけらが刺さり、プレゼンテーションを台なしにしてしまうのです。この状況に対応するには、アップストリーム・プレゼンテーションだけに限定することです。ピックアップのときにフライが水面を斜めに走らなければ、藻を拾ってしまう可能性も大幅に減ります。その他のアングルからキャストを試みても、いらいらが溜まるだけでしょう。

 

Extracted From The Weed (light)

 

ヘンリーズフォークの大型のマスはすべて、うまく藻を活用することを知っているようです。フッキングされたとわかったら、一目散に厚いウイードの中に突っ込もうとします。運が大きく作用しますが、対応策がないわけではありません。魚はだいたい上流に向かって突っ込んでいきますから、ロッドを魚の深さに沈め、真後ろから注意深くやさしく引くことで魚を引きずり出すことができる場合もあります。

 

Test For 6X (Light)

 

スプリングクリークにおいては細いティペットが大前提ですが、そんな繊細な釣りをする時には日本の技術力に感謝します。トラウトハンターのフロロカーボン・ティペットは、まさに先進素材、私は大型魚に対しても自信を持って6xを使います。この手の釣りに失敗はつきものですが、いくつもの難題をクリアして大型のマスを手にできたときの満足感は格別です。簡単ではないことを受け入れ、技術を磨いて挑戦をいとわない人には、必ずご褒美を用意してくれるのが自然です。

 

 

ウイードとの戦い

2019.07.02

A Trout Hunter[5]

 

春から夏へのスプリングクリーク戦略 (その1)

 

 by レネ・ハロップ

 

 

スプリングクリークのマスにとって、水中に茂る藻はとても重要な存在です。小規模な川からヘンリーズフォークのような大河川にいたるまで、藻は水生昆虫の家となり、マスには隠れ家も提供するのです。健全な釣り場には欠かせない藻のことを敵であるかのようにいうのは、きっと間違っているのでしょう。しかし、ただでさえ複雑なマス釣りに、さらなる困難を加えてくるのがそれであるということも事実なのです。

 

釣りに対する藻の影響は、まだ完全に伸びきらない春からすでに始まっています。ただでさえ複雑な水流が、揺れる藻の動きにさらに影響され、ドライフライの宿敵であるドラッグを簡単に作り出してしまうのです。ヘンリーズフォークをはじめとする有名スプリングクリークを釣り続けてきた私は、フラストレーション体験の中から、いくつかのコツを見つけ出したと思います。今回の記事では、それをご教示しましょう。

 

Over A Weed Bed(Light)

 

高い正確度が求められる私のホームグラウンドでは、戻りの早いティップを備えた9フィート4番のロッドがスタンダード。私はスコットのラディアンを使っていますが、あらゆる角度からのキャストを可能にし、空中でラインの整形操作を行う時間的余裕を生み出してくれます。しばしば14フィートを超えるリーダーを操作しなければなりませんので、ラインのテーパーも重要、個人的にはエアフロのエリート・トラウトを気に入って使っています。

 

水中の藻の影響を受けた複雑な流れを釣るには、長いドラグフリー・ドリフトを行おうなど考えないことです。魚はだいたい水面近くに浮いていますから許容レーンの幅はとても狭くなっているでしょう。フライの着水点から魚まで、60センチほどのナチュラルドリフトで勝負しようという気持ちで釣るのが、もっとも良い結果を生んでくれます。

 

Sometimes You Win(Light)

 

 

季節が進み、生育した藻が水面に露出するようになると、正確度はさらに大事になってきます。大型のマスは、露出した藻の間にできたスペースに身を潜めるようになるでしょう。そんな場合はアップストリーム・キャストの独壇場です。長く流そうと思ってはいけません。魚の真下のポジションが取れない場合はなおさらのことです。

 

Tight Cast(Light)

 

露出した藻の際に身を潜め、ぎりぎりの位置で昆虫を吸い込んでいるようなマスは例外なくセレクティブで大型です。手前側にウイードベッドがない場合はいろいろな立ち位置が考えられるでしょうが、いずれにせよ藻から数センチの位置にフライを流す正確度が求められます。魚に気づかれないよう、プレゼンテーションはアップ&アクロスが私の標準、それにリーチキャストないしカーブキャストを採用します。フライはウイードのエッジにそっと触れるように落ち、(うっかりすると見落としてしまうような)大物のライズまで数十センチ流れてゆく、というのがシナリオです。マスがフライを吸い込んだときの感動は、ずっとあなたの心に焼き付いていることでしょう。

 

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