2021年のHFを振り返って

2022.01.07

A Trout Hunter[5]

 

 

 by レネ・ハロップ

 

 

ヘンリーズフォークに集まる人たちは、昨年も好調と低調の両方を体験することになった。上流にあるアイランドパーク・ダムは、厳冬期もある程度の流量を提供し、ヘンリーズフォークの中でも環境変化にもっとも敏感な区間に住むマスの生存が脅かされることはなかった。健康な魚を多く泳がせる釣り場作りのためには、水不足の時期にしっかりと流量管理を行うことが必須となってくるが、ヘンリーズフォークに関しては他の川が苦闘している時期も注意深い流量調整が実行された。

 

しかし半年後、高温が襲った真夏の時期に、イエローストーン地域の有名な釣り場では深刻な水温上昇の問題が起きた。一日のうちで気温が上がる時間帯に釣りを禁止する、ないしは長期間にわたって全面禁漁を実施するなどの緊急施策が採用された場所が多い。しかしヘンリーズフォークにその手の規制は掛からなかった。農業用を念頭とし、時に通常よりも多くなった水量は、マスや水生昆虫にとって良いことだった。

 

タイムリーなハッチとマスの多さにより、ピークシーズンに訪れたアングラーたちは楽しい釣りができたようだ。しかし、1か月以上にわたり他の釣り場に規制が掛かったことで、例年より混雑したのも事実である。

 

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湖や貯水池の釣り場は、急速な放水と藻類の繁殖により、大きな影響を受けた。たとえばヘンリーズレイクで通常の釣りが帰ってきたのは10月になってからである。

 

夏の放水により低水位になったアイランドパーク・ダムを再充填することは、ここ数年の秋における行政の中心課題で、とうぜん川の流量も絞られる。茂った藻と低い水位で、ヘンリーズフォークの秋の釣りは厳しいものだったが、マホガニーダン、ブルーウイング・オリーブ、ミッジなどのハッチは健全だった。

 

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2021年も近頃の例に漏れず、10月の声を聞くと冬を先取りするような雪嵐と寒波がやってきたが、それを除けばとても過ごしやすい秋だった。私たちのほとんどは、快適な釣りの季節が長引いたことを喜んでいたが、12月になっても雪があまり降らないと心配になってきた。ローワー・ヘンリーズフォークにある重要なパブリック・アクセスに変化が起きたことも懸念材料ではある。駐車場、トイレ、ボートランプを備えていたアシュトン郊外のヴァーノンブリッジ・アクセスは、砂利採取場になってしまったようだ。これに関しては、まだいっさいの情報がない。

 

12月も中旬を過ぎると、ヘンリーズフォーク上流部には相当の降雪があり、私たちはひと安心している。積雪量がどれくらいになるかはまだ分からないが、アイランドパーク・ダムの貯水量は70%を超えたので、冬の流量はいつもどおりに確保されるだろう。

 

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夏の間に厳しい環境があったものの、ヘンリーズフォークの状態は健康である。地元に住む私たちは、嵐が到来する度ごとに嬉しさを噛みしめる。自然の恩寵により、ヘンリーズフォークの2022年も良いものになりそうだ。

 

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