刈田敏三のライズシアター(如月)

2021.02.01

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数日前、やっと埼玉県の秩父辺りに雪が降った。川岸が白くなれば、ワクワクするね。それまで見えにくかった、クロカワゲラの遡上ウォークが丸見えになるから。そんな時、川の中では、クロカワゲラのフローティングニンフがゾロゾロと群れて流下しているはず。

 

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クロカワゲラの流下は、ハッチに直結するわけではない不思議な現象で、冬から春までだらだらと続く。そのニンフときたら、下流に流された後に陸上羽化してアダルトになるのだ。

アダルトになったら、今度はせっせと上流の故郷を目指してウォーキングを始める・・・産卵に帰るわけ。ウイングがあってもあまり飛ばずに歩きが主流だし、ウイングの無いアダルトだっている。

 

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ともあれ、クロカワゲラフローティングニンフの流下があれば、ヤマメなどは大騒ぎ。ストマックから100頭以上も出てくるほどパクパクライズを見せる。

フライフィッシング的には、#18位のニンフパターンを水面直下にドリフトすればマッチ出来る。しかし私は、パラシュートハックルの目立たないネオパラタイプのフライを好んで使っている。

 

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ネオパラでは、細くて張りのあるハックルをごく少量、下面を水平に巻いてあるから、渇水期に重要な、フライのソフト着水もイージーにこなせる。あの激ムズ系クロカワゲラ・フローティングニンフの流下は毎年たいへん楽しみで、ついアダルトを河原に探してしまう。この時期ならではの楽しみを、ぜひ皆様も!

 

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フック    ・・・TMC206BL #18

インジケータ ・・・ヴェインファイバー フォックス

ハックル   ・・・ホワイティング ルースター

スレッドA   ・・・ベネッキ UF ペールイエロー

スレッドB   ・・・ベネッキ UF オリーブグレイ

ボディ    ・・・シルクミシン糸50番 クリーム色

セグメント  ・・・モノフィラメント #100 スモーク色

レッグ    ・・・ヴェインファイバー シナモン

 

※ボディ全体は、水性顔料マーカーMUSTARDで染め、UVレジンでコーティング。 ENJOY!

 

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水生昆虫研究家・フライクリエイター 刈田敏三

 

 

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