RIVER TIP AUG 25

2020.08.26

bigeye

 

 

まだ日差しは鋭いものの夕暮れが驚くほど早くやってくるようになり、禁漁までの短い秋を楽しもうという方が多いと思います。私もそうです! 秋は大ものの季節、これまで釣り人の目をすり抜けてきた魚、あるいはかつてキャッチされた魚もいっそう賢く大きくなり、私たちを驚かせる出会いをもたらしてくれるでしょう。

 

トラウトハンターのEVOナイロンティペットは、昨年から私もテストと実践で使っていますが、その名のとおり大きな進化を感じさせる性能。飛躍的に向上した縮れにくさ、計算された伸縮性、モッチリとしたノットの結び感など、たいへん気に入っています。

 

さてスバラシイ性能のタックルでも、それを100%引き出す知識は必要です。私の近年のモットーは「自宅でできることは自宅で」。なにも、家でぜんぶ結んでおけというわけではありませんが、イトが切れるなら自宅のシミュレーションで、ないし現場でのノット締め込みで切れたほうが、魚を相手にしてアワセ切れするよりもはるかに良いわけです……。

 

EVO

直線強度とともに、基本結束強度 (Base Knot Strength)も表示 

 

イトは結び合わせると強度の低下は避けられませんが、それを招く大きな要素がノット内の摩擦です。結ぶときではなく、魚が掛かった瞬間の力によってラインがノットの中で動き、熱が出て切れるわけです。その熱を出さないためには、あらかじめきちんと締め込んでおかなければなりません。ノット強度のぎりぎり手前までテンションをかけて、「ゆっくり」「しっかり」締め込みます。

 

○ 締まりきっていないノットは弱い、キレイなノットは強い。

○ ナイロン+フロロなど、異素材の組み合わせ時はとくに注意する。

 

Blood

こんな仕上がりであれば強度は期待できません! 

 

この2つを念頭に置いておくとまず間違いはないんですが、ノットにはいろいろなタイプがあります。ダブル・サージェンス、トリプル・サージェンス、エイトノット、ダブル・エイト、はたまたブラッドノット、電車結び。私は4xより太いものはブラッドノット、それより下はダブルないしトリプル・サージェンスにしますが、個人の好みも大きいですし、何よりも製品間の相性が大きく関係してきますので、一概に方程式はできません。「A」ブランドの5Xリーダーの先に、「B」ブランドの6xティペットを結ぶためにはダブル・サージェンスが安定して強いが、ティペットを「C」ブランドに変えるとトリプル・サージェンスが最強になるというケースはいくらでもあります。ぜひ、ご自分が現場で使おうとしている組み合わせを自宅で試験して、最強のノットタイプや巻き付け数を発見してください(トリプル・サージェンスよりもダブル・サージェンスのほうが強いというケースもよくありますから注意してください)。さあ、しっかりと下準備をして、秋の大物をぜひ手中に!

 

 

東 知憲

  • 全ての新着情報
  • News
  • Products
  • Column