SALTWATER TIP June 15

2020.06.17

Port_Higashi

 

 

こんにちは皆様、またまたお久しぶりです。なんだかやっと、場面によってはマスク外しても睨まれないような感じになってきましたね。このまま順調に、できるだけ早くあちこち釣りに行けるようになれば……。梅雨空の隙間はもう夏、ソルトウォーターの雰囲気がやっと出て参りました! とはいえ、ワタクシの遠出はぜんぶキャンセル、釣りが許されている地元民はウハウハという情報も漏れ聞こえてきます。しかたないです……。

 

さて、今回「海のティップ」として取り上げたいのは、1つの「べからず」事項です。ソルトの釣りといっても淡水と大きく変わるところはあまりないのですが、最大に違うのが水の腐食作用ですね。カナダあたりの感潮域で釣りをしていると、気温があんまり高くなくてもリールがじんわりと腐食してきたりしますので気をつけないといけない(とくにアルミ地肌のリールなんてそうです)。

 

参照させてもらうのは、海リールの大先達であるシーマスター社の文書です。もはや会社としては存在しませんが、あらゆるリール屋さんが目標としてきた超高性能の製品を作り続けたブランドで、この名前を聞くだけでヨダレをジュル……と出す人もいらっしゃるのではないかと。オーナーで職人のボブ・マックリスチャンは完全主義で、リールの箱には必ず細かなトリセツが入っていました。

 

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その記述で注意したいのが、「リールは決して水に漬けないこと」「高圧噴射などで洗浄しないこと」というところ。世界トップクラスの耐久性を誇ると認められた製品ですら、用心して使えとキャプテン・マックは言っているのです。

 

私もキャプテン・マックや御大レフティー・クレーの注意どおり、リールは絶対に、絶対に海水に浸しません。シーマスターはすべて穴なしで、できるだけ異物の侵入を避けようという意思が感じられましたが、本体側のフレームに穴が開いている製品などはさらに用心して、ロッドを振らないときはポーチをつけたままにしておきます。本体の細かなパーツに染みこんだ海水は、なかなか除去できず、真水にちょっと浸したくらいでは取れない場合が多いようです。さらに、海水にはたいてい微細な砂や泥が混ざっていますので、パーツの摩耗を招いてしまうことになります。不用意に沈水させた後に回して「じゃりッ」と言わせてしまうと、アルマイト層が傷ついてかんたんに腐食してしまう可能性もあります。

 

私は友達から「大げさだね〜」と言われながらも、使うときはポーチを外す、タックルと置くときはポーチを付けるという作業を繰り返します。ロッドはある程度の消耗品ですけれども、リールは使い手の気配りしだいで、大きく寿命が変わってきますし、選び抜いた気に入っている道具だからこそ、大事に使いたいですから。私の実感ですが、最新のリールの中で沈水に100%対応しているものはほんとうに数えるほどしかありません。現在の製品の基本性能は昔と比較にならないほどですから、すこし注意するだけで、一生トラブルフリーで使えます。

 

 では、海を楽しみましょう!

 

東 知憲

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