CASTING TIP Feb 25

2020.02.27

Port_Higashi

 

CASTING TIP Feb 25

 

こんにちは皆様、お久しぶりです。去年の秋から冬はスケージュルを詰めすぎて、ペースが狂ってしまいましたが、今年はオレ・サステナブルなリズムで活動したいと思っています。ちょっと翻訳の仕事が多くてキーボード恐怖症になっていたのも、間が空いた理由の1つです……。

さて、オフシーズンにいろんなインストラクター、フライフィッシャーの方たちと会っていると、たまに「奥が深いと思うキャスト」の話になります。最近は各種スペイキャストと言われる方も多いですし、私もそれは深く同意、実感します。ロールキャストを挙げられるかたもいますし、これも同意(→普通のフォルスキャストと比べていろんな変更をしないといけないから)。もう1つよく話題に上るのが、ピックアップ&レイダウンですね。私も深く関わっている FFI=フライフィッシャーズ・インターナショナルのインストラクター試験で、最初に行って頂くキャストに指定されています。初心者に教えるキャストですが、経験の長い人でも完璧にできているケースは少ないと思います。

 

ピックアップ&レイダウン (PULDとも呼ばれます)は、その名が示しているように、水面に落ちたラインをバックキャストして、フォワードに打ち返して落とす、それだけ。だからごまかしが利かないんです。空中に何度かラインを往復させるフォルスキャストのスバラシサは、その間に向きを変えたりラインを伸ばしたり、ループの形を整えていったりできますが、PULDはできない。キャスターの技量を知るための物差しになるキャストですし、逆に言えばこれがきちんとできれば、フライキャスティングでもっとも大事なことの1つ「調整能力」が備わっている証明にもなります。

PULDで大事なこと。「水に落ちたラインの向きは、キャストに向いていない」という理解です。最後のフォワードキャストは、水面の上1メートルくらいを狙うでしょうから、その前に来るバックキャストは、フォワードの真反対に来ていなくてはいけない。その向きのバックキャストをキレイに決めるためには、どうすれば良いのか、っていうことです。手描きイラスト見てください。

 

IMG_6571

 

水に落ちたラインは、バックキャストがよい形になるよう、向きを変えてあげないといけません。幸いなことに、水は抵抗が大きく、ゆっくりロッドを立ててきてもあまりこちらに滑って来ませんから(氷とかフローリングの上は、ほんとうにキャストしにくい)、先端部の引っかかりを利用してラインの大部分を水から持ち上げ、バックキャストの延長線上に重なった時に、普通のフォルスキャストを始めるのです。ではムービーを見てみてください。去年、台湾で試験を行ったときに撮影した、芝でのPULDです。ロッドが11時位置に来るまでは、ほぼ等速でゆっくりとラインの形を直しながら水(芝)から持ち上げ、それから加速を始めているのが分かります。

 

 

 

ではまとめとして、簡単な目安を3つ挙げておきましょう。

ヒトツ……ピックアップのときに水面でジャバッという音がしたら、加速開始のタイミングが早すぎ。

フタツ……バックキャストのループが広すぎるようであれば、すこし手全体の押し引きを入れてみる。具体的には、腕をけっこう伸ばした状態からピックアップ動作をスタートする。

ミッツ……バックキャストの上側がどうしても直線にならない場合は、リストを開けるタイミングを遅らせてみる。

 

がんばってみてください! バッチリできると格好いいですよ!

 

東 知憲

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