CASTING TIP Dec 05

2018.12.05

Higashi_portrait

 

こんにちは、キャスティング部門をおもに担当する東です。このスペースでミニレッスンを行う許可を頂きましたので、冬の間はすこし投げ方のことに関して、ワタクシのアプローチをお伝えしていきたいと思います。魚のことにあまり気を取られることなく、水辺に出る(=練習する!)ことのできるよいシーズンですから……日差しも弱めですので、あまりぎらつきに邪魔されることなく、自分のキャストの各パーツを観察しながら練習できると思います。

 

そう、観察は大事です! 繰り返して言いたいですが、キャストがうまく行くのも行かないのも、ループがねじれるのも、テイリングするのも、すべてはっきりとした理由があります。その観察のしどころをお教えしながら、このシリーズを進めていきたいと思っています。ただし、ある程度のキャストができる中級者のかたを想定していますことをご了承くださいませ。

 

さて本日のポイントは、「関節の角度に注意」です。

シングルハンド・フライキャスティングのキモの1つは、同一平面上でフライロッドを移動させることです。自分からわりと離れたところにあるロッドティップが曲面をなぞるように動いてしまうと、うまくループが整いませんね……。

手を横方向に大きく振り回すようなモーションがダメなのはわかっていただけると思いますが、手元ではちゃんと平面的な動きをしていると思えるのに、ティップは曲面を動いてしまっているというケースはよくあり、その典型例がこれです。

 

Cast3

 

利き手の真後ろから、まさにフォワードキャストを始めようとする瞬間を撮った写真ですが、前腕とロッドに角度がついてしまっているのが見えますか? これで絶対うまく投げられないとは断言しませんし、この方もループコントロールが上手なのですが、最後にループがまっすぐに展開しない傾向がありました。なぜ? 前腕がターゲットに向けて平面上を動いていっても、手首は別の方を向いていますから、これを使って加速しようとすると、ロッドティップはその2つの別の動きが合わさって、さいごにクルンと内側に巻き込むように移動してしまうから。その結果、ループの上下が同一平面にない、立体的なねじれた形にできあがるわけです。ロングティペット派の渋谷直人くんも、この現象がプレゼンテーションの大敵といつも言っていますね。

 

簡単にまとめますと……前腕とロッドは向きを一体化させる気持ちで。今日はこれだけ覚えておいて、練習してみてください!

 

東 知憲

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