スイング&ドライ— 下山日記

2018.07.23

Shimoyama_Profile

 

 今シーズンの北海道は雨が多く、ベストシーズンとはいえ苦戦続きです。気温もあまり上がらず水生昆虫の動きも鈍め。6月になれば本流の水位も安定するはずだったのですが、雨の影響やダムの放水などで思い通りにいきません。そこで、数年前から私の中で主流になっているシングルハンド・スカジットタックルによるスイングの釣りをメインに準備することにしました。シングルハンドの釣りは、ドライフライとスカジットの釣りで兼用したいところですが、突き詰めていくと奥が深く、それぞれのシステムを用意しています。スカジットは、本流のコンディションが良くない場合、水量が多くドライフライでは攻略が難しい場合などに多用するシステムになりました。

 6月末のある日、本流へ到着してみるとやはり増水と濁りが入り、厳しい状況。そこで中規模河川に転進すると、水量は多いものの何とか釣り下れる状況でやる気が倍増という感じです。対岸までキャストして自分の立ち位置までスイングさせることが基本で、フライが着水した瞬間からスイング終了まで気が抜けません。バックが取れない場所が多いので、シングルハンドスカジットの有効性が実感できます。今回の釣行でも良い結果が出たのは立ち込みが厳しく、キャスティングが困難なポイントでした。後ろの障害物に邪魔されないように、ラインの裁きを自分の前で行わなくてはなりません。何投か調整していると距離も対岸近くに届くようになりました。ラインの形がアルファベットのJ型になることを心がけてスイングさせていると、強烈なアタリがありリールの逆転音。何度もジャンプを繰り返しキャッチできたのは、綺麗なレインボーでした。

 良い魚を釣って余裕ができたので、今度はドライフライに挑戦。普段水量の少ない河川なので、増水で丁度良い水量になっています。岩盤のえぐれのあるポイントを探し、ドライフライを出来るだけ長い距離を流す様に。着水から2mくらい流れたところで水面が炸裂。慎重にやりとりしてネットインした魚も綺麗でした。

 

Fishing0_Shimoyama

 Rainbow_Shimoyama

 

 大きい魚を狙ってはいるのですが、最近は自分のイメージした釣りが成立すれば満足がいくようになりました。しかし、お客様は全てのタイプの釣りにたいして用意しておかれたほうがよいでしょう。フライを巻く時間がないためあり合わせでしのごうと思ったり、タックルで妥協した時には、概して良い釣果が出ません。準備をしている時から釣りは始まり、現場においてイメージが明確化することで良い結果が得られると考えています。では、夏の釣りをお楽しみください! 

 

ドリーバーデン店主 下山巌

SIMMS & Scott Pro Staff   

 

  • 全ての新着情報
  • News
  • Products
  • Column